コットって、最初は「贅沢品」だと思ってました。
マットがあれば地面に寝られるでしょ、と。わざわざベッドみたいなものをキャンプに持って行く必要ある?という気持ちがあった。
その考えを変えたのは、2泊3日の釣りキャンプの翌朝でした。
地面寝で腰が終わった話
軽バンの荷室にスポンジのマットを敷いて、シュラフで寝てました。
初日の夜は「けっこう快適だな」という感じで、朝マズメに問題なく起きられた。
2日目の夜から、腰が少し痛みはじめた。荷室のフロアが平らじゃないのか、微妙な凸凹があって、長時間同じ部位に圧力がかかってたんだと思います。
3日目の朝、起き上がろうとしたら腰が痛くてスムーズに動けなかった。
釣り竿を持って堤防を歩くのが正直しんどかった。アタリがあっても、動作が鈍くなった気がした。
「睡眠品質が釣りのパフォーマンスに直結する」と初めて実感しました。
コットを買って最初に起きたこと
コットを買って、最初の設営で30分近くかかりました。
WAQの2WAYコットを選んだんですが、脚の取り付け順序が分からなくて。ポールをどこに差し込めばいいのかが、説明書を見てもピンとこない。
妻にメッセージで「コット組み立て方分からない」って動画を送ったら「なんでそんなことやってるの」って返ってきました。そりゃそうですよね。
でも組み立てさえ覚えてしまえば、2回目からは5分かからなかった。
コット導入後の睡眠の変化
劇的に変わりました。
地面から浮いた状態で寝るので、フロアの凸凹が全く関係なくなる。体重が分散されて、腰への集中圧力がなくなった。
コットを使い始めて最初の釣りキャンプで、2泊3日やって腰の痛みが全くなかった。これだけで購入した価値がありました。
もう一つ気づいたのは、冬の寒さへの耐性です。
地面は冷気を蓄えてて、マット1枚では底冷えがきつかった。コットで地面から離れると、その底冷えがなくなる。特に冬の釣行では体感温度が全然違います。
3台を比較した正直な感想
WAQ 2WAYフォールディングコット
ぼくが最初に買ったコットです。価格は15,000円くらいでした。
2WAYというのは、ロースタイル(地面から低い高さ)とハイスタイル(地面から高い高さ)の2種類で使えること。脚を追加することでハイスタイルになります。
軽バンの荷室で使うときはローにして、ハイだと天井に当たることがあるので。状況に合わせて変えられるのが便利です。
クッション性がちょうどよくて、硬すぎず柔らかすぎず。体重70kgのぼくでも沈みすぎない。
組み立ての複雑さが最初は難点でしたが、慣れれば問題ないです。
Helinox Cot One
山岳メーカーHelinoxのコットは、軽さが圧倒的です。
重量が1.5kgくらいで、WAQの2kgより500g以上軽い。この差がセローや渓流テント泊では大きく効いてきます。
収納もコンパクトで、縦長の袋に収まるので自転車のサイドバッグでも持って行けそう。
ただし価格が45,000円前後と、3台の中で圧倒的に高い。「釣りキャンプのコットに4万以上出せるか」というと、ぼくには最初無理でした。今は軽量化を突き詰めたい方向けの選択肢として認識しています。
Naturehike アルミコット
コスパ最優先なら、Naturehikeのアルミコットが候補に入ります。
6,000〜8,000円くらいで買えて、基本的な機能は十分。クッション性もそこそこあります。
「まずコットを試してみたい」という方の最初の1台として向いてると思います。
ただ耐久性で言うと、長期間使うとフレームが少し歪んできた、という話を聞いたことがあります。ぼくは実際に持ってないので断言はできませんが、参考まで。
コットは必要か、という問いへの答え
ぼくの答えは「1泊以上の釣行には必要」です。
日帰りや、車内でちょっと仮眠するだけなら、マットで十分かもしれない。
でも2泊3日の釣行で毎日の睡眠品質が落ちると、釣りのパフォーマンスにも影響が出ます。体が痛くて動作が鈍くなる、疲れが蓄積して集中力が落ちる。
釣り道具にお金をかける前に、睡眠品質を確保した方が、釣果に直結するかもしれません。
良い釣行を。