釣りキャンプを始めた頃、調理器具はカセットコンロでした。
家で使ってるイワタニのカセットコンロをそのまま持って行って、軽バンの荷室の中で鍋を作ってたんです。
あのとき、本当にまずかった。
車内でカセットコンロを使いかけた失敗
秋の夜、雨が降り始めて外で火を使えない状況になりました。
「じゃあ荷室でいいか」とスライドドアを半開きにして、カセットコンロで鍋を作り始めた。
10分くらい経ったところで、なんか頭がぼーっとしてくる感じがして。
「眠いのかな」と思いながら換気のためにドアを全開にしたら、スッと頭がはっきりした。
一酸化炭素中毒の初期症状だったと、あとで調べて知りました。閉め切った空間でガスバーナーを使うと、酸素が不足して一酸化炭素が発生する。軽い症状でよかったです。本当に怖かった。
それから、アウトドア用のバーナーをきちんと学ぼうと調べ始めました。
アウトドア用バーナーを使うときの基本ルール
まず大前提として、バーナーは屋外か、十分な換気ができる半屋外でのみ使います。
車内での使用は絶対にしない。これだけは厳守してます。
次に、風への対処。アウトドア用シングルバーナーは風に弱いものが多くて、風防(ウインドシールド)がないと火が消えたり、熱効率が落ちたりします。
ガス缶の種類も重要で、OD缶(アウトドア向けガス缶)とCB缶(カセットボンベ)でバーナーの種類が変わります。
3台を使い比べた
SOTO ST-310
アウトドア用シングルバーナーを初めて買うなら、最初にSOTO ST-310を勧めたい。
「マイクロレギュレーター」という機構を搭載していて、気温が低い環境でも安定した火力が出ます。冬の釣行での朝食作りや温かい飲み物を作るとき、寒い時期でも火力が落ちないのが本当に助かります。
価格は7,000円前後とアウトドア用バーナーとしては手頃で、コンパクトに収納できます。CB缶(一般的なカセットボンベ)が使えるので、コンビニでガスを調達できるのも便利。
唯一の弱点は、風に少し弱い点です。強風の海辺では風防と組み合わせて使うことをおすすめします。
プリムス 2243
プリムスはスウェーデンのブランドで、アウトドア用品として長い歴史があります。
OD缶を使うタイプで、ガス缶のバルブに直接接続してコンパクトに使えます。本体がとても小さくて軽い。ザックのサイドポケットに入るサイズです。
火力の出方がストレートで、慣れた人には使いやすい。ぼくは渓流テント泊でこれを使っています。
ただしOD缶はコンビニでは買えないので、釣行前にアウトドアショップで買い置きが必要です。
イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
「カセットコンロのアウトドア版」として最もコスパが高いのがイワタニです。
価格が3,000円前後と3台の中で圧倒的に安く、CB缶(カセットボンベ)が使えます。
風防が標準でついていて、アウトドアでの使い勝手を考えた設計です。火力もそこそこあって、炒め物や鍋物にも対応できます。
ただし低温時の火力低下はSOTOやプリムスに比べると起きやすい印象です。冬の釣行メインなら他の2台がいいかもしれません。
2台持ちになった理由
今は、SOTOとプリムスを状況によって使い分けてます。
軽バンでの車中泊釣行はSOTO。冬でも使えて、CB缶が使えるので現地調達ができる。
セローで林道や渓流に行くときはプリムス。コンパクトさと軽さが重要なので。
イワタニは家のキャンプ道具入れにあって、近場の釣り公園みたいな場所での手軽な調理に使っています。
「1台で全部カバーしようとするより、状況に合わせた2台持ちの方が快適」というのがぼくの結論です。
まとめ
車内でカセットコンロを使いかけた失敗は、今でも冷や汗が出ます。
頭がぼーっとしてきた段階で気づいてよかった。そのままだったら、と考えるとゾッとします。
アウトドア用バーナーを覚えてから、外で作るご飯が本当に美味しくなりました。釣ったアジを刺身にして、インスタントの味噌汁をバーナーで作って、防波堤でひとり飲む朝ごはんが最高なんですよね。
良い料理を。