息子に釣りで負けました。

親として、釣り歴10年以上のやまちゃんが、初めて釣竿を握った小学3年生の息子に。

完敗です。


「釣りに行ってみたい」と言った春

去年の春、息子が突然言ったんです。「お父さん、釣りって楽しいの?」って。

クラスの友達が釣りに行ったらしくて、それを聞いてきたみたい。

嬉しかった。本当に。今まで「来る?」って誘っても「ゲームしてる」ばっかりだったのに。

問題は、どこに連れていくか。

海釣りは何が釣れるかわからない。特に春は渋いことも多い。「釣れなかった」で嫌いになったら目も当てられない。

つりナビで春の釣り条件を確認してみたら、「気温上昇で活性が上がる魚、ターゲットを絞りやすい釣り場」という情報が出てきた。子供と一緒なら、釣れることが保証されている場所がいい。で、選んだのが管理釣り場です。


管理釣り場って聞くと「なんか邪道じゃない?」って思う人もいるかもしれない。僕もそういう時期がありました。

でも考え方が変わったのは、「釣れる」ことの価値を再確認したから。

子供が釣りを好きになるか嫌いになるかって、「最初の体験」でほぼ決まると思うんです。

一匹も釣れずに4時間。子供には地獄ですよ。

その点、管理釣り場は魚が確実にいる。放流されてる。池の中をトラウトがウロウロしてるのが見えるくらい。

「釣れる楽しさ」を知ってもらってから、難しい釣りに誘えばいい。そう割り切りました。


デイキャンプとセットにした理由

行ったのは関東近郊の管理釣り場で、隣にバーベキューエリアがあるところ。

「釣って食べる」の流れにしたかった。

釣れたトラウトをその場で塩焼きにする体験、やっぱり特別じゃないですか。スーパーで魚買ってきて焼くのとは全然違う感動がある。

妻も「バーベキューがあるなら行く」と言ってくれた。一石二鳥。

前日の夜、タープとテーブル、チェアを軽バンに積んで準備完了。

朝8時に出発して、現地9時着。受付でロッドを1本レンタルしました。息子の分。僕は自分のロッドを使うつもりで。


開始2時間、息子が7匹釣った

管理人のおじさんが息子に基本を教えてくれました。

「ゆっくり巻いてね」「そのくらいの速さ」「来たらロッドを上げて」

10分後、息子の浮きが沈んだ。

「来た!お父さん!来た!!」

ニジマス。きれいなやつ。30センチくらい。

息子の顔が変わりました。目がキラキラというか、完全に「やばい経験してる」顔。


その後がすごかった。

2匹目。3匹目。あっさり釣る。

管理釣り場のトラウトって、正直そんなに難しくない。だから初心者でも釣れる。それが魅力。

問題は僕です。

「お父さん、もう4匹!」

「……そうか」

僕が2匹のとき、息子は5匹でした。レンタルロッドと格安スプーンで。

これが悔しいようで、嬉しいんですよね。変な感情。

最終的に息子7匹、僕4匹。明確な完敗。


トラウトロッドの沼に落ちかけた話

実はこの日、僕には密かな野望がありました。

管理釣り場でもちゃんとした道具を使えば、息子より釣れるはずだと。

3年くらい前から気になってたダイワのロッドを試したくて、この春についに買ってしまった。

これが「道具を揃えれば釣れるはず」という甘い考えの末路です。

息子はレンタルロッドで7匹釣りました。もう一度言います。レンタルロッドで。


昼はデイキャンプ、焚火で塩焼き

11時ごろに一度釣りをやめて、バーベキューエリアへ移動。

軽バンからタープとテーブルを出して、セッティング。タープは日差しを遮るのに大活躍でした。春先でも昼は暑いんですよ。

チェアを並べて、息子が釣ったトラウトを受付で内臓処理してもらって(無料でやってくれるところが多い)、塩を振って炭火で焼く。

「これ、俺が釣ったやつ」

息子が一番大きかった個体を箸でつつきながら言う。

当たり前のように一番大きいやつを自分で食べてた。親の分は?

まあ、いいか。そういうもんです。

ご飯はメスティンで炊いたごはんと、コンビニで買ったおにぎりを追加。

メスティンって本当に使いやすくて、失敗がない。固形燃料1個でほったらかし炊飯できる。キャンプ初心者にも安心して勧められる道具のひとつです。


午後も釣り再戦、結果は変わらず

ご飯を食べたら午後も釣りに戻りました。

「リベンジするぞ」と内心思ってた。

結局、息子12匹、僕7匹。差が広がった。

もう笑うしかない。

「お父さん、もう少し練習した方がいいね」って言われた。小学3年生に。


帰り道、息子が後部座席でずっと釣りのことを話してた。「あのでかいやつ、もっとゆっくり巻いてた方がよかったかも」とか「次はルアー自分で選びたい」とか。

自分で考え始めてる。

「次はどこ行く?」って聞いたら「また管理釣り場!でも次は海も行ってみたい」と。

よし。来月は海だ。

管理釣り場をバカにしてた時期があった自分に言ってあげたい。「そこが一番大事な入口だった」って。


管理釣り場×デイキャンプ、おすすめポイントまとめ

  • 釣れることが保証されてる(初心者連れに最高)
  • 隣接バーベキューエリアで「釣って食べる」体験ができる
  • 1日券があるので時間を気にせず楽しめる
  • レンタルタックルがあるので手ぶらでOK(道具持ってる人の方が負けることもある)

春のデイキャンプの行き先として、管理釣り場はかなりおすすめです。

「釣れない怖さ」がないから、家族を誘いやすい。

良い釣りを。


関連記事