ピコグリルを買う前のぼくは「焚き火台なんて鉄の皿じゃないか」と思ってました。

キャンプ用品を見てると、1万円、2万円、3万円という値段が当たり前みたいに並んでて、「そんなにかけなくてもいいでしょ」という気持ちがあった。

2,000円くらいで売ってる折りたたみ式の安い焚き火台を、キャンプ1回目から使い始めたんです。


2,000円の焚き火台が1シーズンで壊れた

安い折りたたみ焚き火台、最初の2〜3回は普通に使えてました。

薪を燃やして、魚を焼いて、息子と焚き火を囲んで。それなりに楽しかった。

4回目の釣りキャンプで、焚き火台に薪を入れて火を起こしてたら、底のメッシュ部分が燃えてる途中でズルっと落ちました。

薪と炭が地面にバラバラっと落ちて、そのまま地面が焦げはじめた。

急いで水をかけて消火したんですが、地面の芝生を焦がしてしまって。キャンプ場のスタッフさんに謝りました。本当に申し訳なかった。

安い焚き火台の底板は、薄い鉄かメッシュが多くて、繰り返し高温にさらされると変形したり穴が開いたりするんです。


ピコグリル398を選んだ理由

その失敗から、ちゃんとした焚き火台を買おうと調べ始めました。

焚き火台の世界は沼で、スノーピークの焚火台Mは3万円、コールマンのファイアープレイスも同じくらいする。

「どこまで出せばいいのか」と悩んでたときに、ピコグリルの存在を知りました。

スイスのブランドで、398という数字はサイズ(焚き火台の重量が398g)を指してます。軽くて、薄くて、たたむとまな板くらいの大きさになる。

価格は15,000円前後。安くはないですが、スノーピークと比べると手が届く。コンパクトさに魅力を感じて購入しました。


1年使ってみた正直な感想

収納と持ち運びは本当に優秀

薄いプレート2枚を重ねて収納袋に入れるだけなので、かさばらない。

軽バンのトランクに他の荷物と一緒に入れても、焚き火台が幅を取っている感じがしない。これは本当に助かります。

セローで渓流釣りに行くときも、ザックに入れて持っていけるくらいの薄さです。

組み立ては30秒

慣れると本当に30秒で組み立てられます。

2枚のプレートをはめ合わせて、脚を広げるだけ。工具も不要。釣りから戻ってきてすぐに焚き火を起こしたいとき、設営の煩わしさがない。

燃焼効率がいい

ピコグリルの形が独特で、U字型のプレートに薪を渡して燃やす構造です。

この形が空気の通りを良くして、火の付きが早くて、薪がよく燃えます。安い焚き火台に比べて、焚き火の「育ちやすさ」が全然違う。

少し弱い部分もある

1年使って気になってきたのは、スパッタシールド(火の粉防止)がないことです。

風の強い場所で使うと、火の粉が飛びやすい。周囲に燃えやすいものがないかを確認して使ってますが、少し気を使います。

あと長い薪が置きにくい構造なので、薪は少し短めに切る必要があります。


釣り場での焚き火スタイル

ぼくの定番は、釣りが終わった夕方に焚き火を起こして、釣った魚をアルミホイルで包んで直接炭に突っ込む調理法です。

塩だけつけてアルミホイルに包んで、炭の中に入れて15〜20分。それだけで美味しい蒸し焼きができます。クーラーボックスから出したアジやシロギスがそのまま素材になる。

息子が「今日釣ったやつを食べてる」と喜ぶのが一番の楽しみです。



まとめ

「焚き火台に1万円以上はもったいない」と思ってたぼくが、今は「ちゃんとしたものを最初から買えばよかった」と思ってます。

2,000円の焚き火台で地面を焦がした失敗は、金額以上の損失でした。キャンプ場に迷惑をかけたことが何より申し訳なかった。

ピコグリル398は価格分の価値が確かにある。軽さ、収納性、使い心地、1年経っての耐久性。全部合格点です。

良い焚き火を。


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